それだけではダメなんです
セックスの相手と、コンドームの使い方
性病を予防するもっとも確実は方法は性行為を行わないことです。 ただ人間には性欲があり、性行為は子供を作るための正常な行為ですからこれを完全にやめるということは 性病予防という点から見れば本末転倒です。
では現実的な性病を予防する方法としては、 まず不特定多数の人とセックスを行わないことです。 接触する人数が多いほどその相手の人が性病に感染している確率が上がりますので、 できるだけ信頼できる特定のパートナーと行うことが望ましいです。
実際の性行為においてはペニスの挿入前に確実にコンドームを使用することが大切です。 最初はコンドームなしで、途中から使用するという方法では性病感染予防に関してはまったく意味がありません。
初めての相手とのセックスの場合などではお互いに緊張していると思いますが、 そのような場合にこそ「コンドームを使って」と自分から言えるかどうかがとても重要です。 その一言が自分が病気になるかならないかの境目だと言ってもいいのかもしれません。
ではコンドームを正しく最初から最後まで使っているから安心なのかというとそうではありません。 最近では喉(のど)に感染するクラミジアや淋病の感染が拡大しています。
性行為において、フェラチオやクリニングスが一般化してきていることもあり、これらの行為によって 喉に感染する機会が増えています。 喉から、または喉への感染を予防するためにはフェラチオやクリニングスを行わないことしか方法がありません。
また、残念ながらコンドームでは感染を防ぐことができない病気もあります。 そのような性病を予防するためには、相手が性病に感染していないかどうかを見極めることが重要になります。
相手が感染していないことが大切
興味深いデータがあります。 性行為を行う相手が多い人ほど、つまり不特定多数とセックスをしている人ほどコンドームの使用率が低いというものです。
ここからさらに、これらの人は性病に感染している確率が、ふつうの人に比べて高いということが言えます。
これらのデータから、もしあなたが不特定多数と性行為をしているような状況でそのようなときに出会った相手は、 性病に感染している確率がふつうの人より高いということが言えるでしょう。
不特定多数の相手と性行為をしないということは単純に感染する確率を低くするだけでなく、 感染している確率が高い人に出会わないようにするということでもあります。
性病は、性病に感染していない人との性行為では感染しません。 一番大切なことは、しっかりと相手を選ぶということです。